看護師が高収入の職種であるワケ
昨今、日本の平均年収はそれほど高いとは言えない。そのような世の中で看護師は比較的高収入な職種であると言われている。それはなぜだろうか。そもそも、看護師の基本的な給料はある程度高く設定されている。しかし、そのような基本給に加えて夜勤手当などが付く。夜勤とは、患者の夕食や薬の補助をし、深夜の巡回などをする業務である。夜勤の場合は大体、午後四時頃から翌午前九時頃まで勤務する。この夜勤を一回するだけで、夜勤手当が一万円ほど付く。多いところになると一万五千円位の手当てが付く場合もある。そのため、夜勤を月に五回やれば五万円ほどが基本給に加算されることになる。また、主任や看護部長のように役職があり、それ応じた手当もしっかり支払われる。その結果、看護部長で月に五回ほど夜勤をする人であれば高額の収入になる。
加えて、他の職業とは異なり市場経済に左右されずらい職業であるため、年間を通して基本的に患者の量は大きく変わらない。したがって、給料も景気によって左右されることはなく、安定した収入を得ることができる。また、看護師の職場には国公立の病院もある。このような病院で勤務する場合は、公務員となるため、基本給が高く設定される。そして、これに手当てが加算されるため、四十代を過ぎると給料がかなりの高額になる。さらに、退職後も共済年金が支払われるため他の職種よりも老後に安定した生活を送ることが可能になる。以上のことから、基本的に看護師は高収入だとされている。